大会で失格にならないために・・・


ある程度泳げてくると、目標を大会に向けていく方も多いと思います。


でもいくら速く泳げても、一番になっても失格になってしまっては元も子もありません。


私も経験があります。


関東大会で200m平泳ぎに出場したときゴールして疲労困憊のときに審判員から「泳法違反で失格」と告げられました。。。


別に入賞もしているわけじゃないんだから、200m頑張ったんだからいいじゃんと思いましたが、ダメでした。。。


私が教えてきた方の中にも「こんなの知らなかった」という失格の要素が競泳の大会にはたくさんあります。


スタート・タッチ・ゴール・各泳法ごとに 大きく 注意すべきことを上げていきます。


あくまで 大きく なのでご参考程度に頭に入れておいてほしいと思います。


【スタート】

スタートは一回制です。

「よーい」からピストルの音が鳴るまで動いてはいけません。


よくあるのはスターターが全員止まるのを待っている間にこらえきれずにスタートしちゃう人がいますが、アウトです。


またこれもよくある話なのですが、そのスタートしちゃう人につられていっちゃうのも、アウトです。


スターターもだいたい同じようなタイミングで出しますが、オリンピックとか全国大会とかじゃなければ少し余裕をもってスタートを切ってほしいと思います。


無事に水中に入れたら、自由形・背泳ぎ・バタフライは15m以内には浮上しなければなりません。


平泳ぎは特に記載がないのです。でもタイムを意識するのであれば潜り続けるメリットはないですね。


この15mっていうルール、昔の日本のスイマーが潜水で無双したため、禁止になったという説があります。


【ターン・ゴール】


背泳ぎ・・・ターンするために仰向けの状態からうつ伏せになって遠すぎて届かない・・・そんな時にバタ足をしたらアウトです。ただ片腕もしくは両腕で水をかくのは《初期動作》として認められています。


ゴールするときは仰向けでないとダメです。タッチが届かなくてもひっくり返ってみるようなことはしないでください。


平泳ぎ、バタフライ・・・多いのが片手タッチで失格です。焦らずにしっかり力つよくタッチしましょう。あと子どものころコーチには左右平行にもタッチするようにいわれました。


ここからは各種泳ぎです。


【自由形】

基本的には何を泳いでも自由です。1500m自由形で半分ぐらいバタフライで泳いだ強者もいました。25mは泳ぎを統一しなければいけない、というような記憶もありますが、そんなことは特に記載がなさそうです。


ただリレーや個人メドレーは背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ以外の泳ぎでないとダメみたいです。


他に何があるのだろうか・・・犬かき??


【背泳ぎ】


基本、仰向けで泳いでいれば問題ないです。


潜水(バサロキック)中に目印がないので15m超えないように気をつければ大丈夫でしょう。


【平泳ぎ】


一番多いのがキックです。キックのフィニッシュ時にバタ足が入ったり、あおり足になったりするケースが多いです。しっかり足をくっつけて終わるように練習して、余計な動作はしないようにしましょう。


【バタフライ】


これも多いのは足です。特に疲れてくると神経が緩みがちになるので、足がバラバラになって動くとアウトです。


【その他】

違うコースへの侵入は失格です。


あり得ないことかと思いますが、意外に潜水中に気づかずに隣のコースにいってしまうってことがあります。私も子供の時に一度見たことがあります。


競技規則にはいろいろ書いてありますが、上記のことを頭に入れて、習った通りの泳ぎをすればそうそう失格になることはありません。


やはりどのスポーツも目標あってこそなので、完泳目標でも十分なのでぜひ大会に臨んでみましょう。



TRATE

クラウドトレーナーチーム TRATE オーナートレーナーの関です。 全国で活躍するスポーツトレーナー・インストラクターで構成され、 会員制オンライントレーニングを提供します。

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